オフシーズンにチューンナップ!大切なボードはメンテナンスも大事

COLUMN

2020.02.25

オフシーズンにチューンナップ!大切なボードはメンテナンスも大事

斜面を駆ける精密なライディングにジャンプ、洗練されたキレのあるターン・・

他のスポーツと同様に、スノーボードで100%のパフォーマンスを発揮するには、シーズンごとのアイテムメンテナンスが欠かせません。 自分のスノーボード板を持っているなら、オフシーズンにチューンナップで板のコンディションを整えておきましょう。

ただ、すこしネットで検索すると「自分でスノーボードをチューンナップする」方法の情報がたくさん出てきます。
これを見ると専門店へ依頼する必要がないようにも見えますが、実際は大変な手間と技術がいるうえ、個人の設備でできることには限界があります。
スノーボード板のメンテナンスは自分のケガのリスクを減らすことにもなりますから、しっかりプロの職人にお願いしましょう。

とはいえ、まずはチューンナップにはどんな種類があって、どんな効果があるのか分からなければお願いするべきかどうかがわかりませんよね。

そこでここからは、当店GOLGODAでも提供しているスノーボードのチューンナップ方法について詳しく見ていきましょう。

「サーモバッグワックス」のチューンナップでスノーボードにワックス浸透

「サーモバッグワックス」のチューンナップでスノーボードにワックス浸透

ワックスは、スノーボードの走りをよくするメンテナンスの基本。
なかでも「サーモバッグワックス」というチューンナップは、効果的にワックス処理をする方法です。
このチューンナップを利用すれば自分でベースワックスを作る必要もないため、大幅にワックスでのメンテナンスの手間を省くことができます。

サーモバッグワックスでは、ワックスを塗ったスノーボードを温められたバッグ内に数時間入れることでワックスを浸透させます。
ホットワックスでは届かない滑走面の奥深くまで届き、ソールのコンディションを内側から整える・汚れを浮き出して除去するクリーニング効果があります。

また、チューンナップ後の自分で塗るワックスの浸透をもサポートするとともに、ホットワックスのアイロンがけの際に表面が焦げることを防げるメリットもあります。

シーズン前のソールづくりには、サーモバッグワックスを使っておくのがおすすめです。

スノーボードチューンナップ「サーモバッグ 1回 ワックス」)の詳しいスペックはこちら

表面張力の減速を防ぐチューンナップ「ストラクチャー加工」

ライディングの最中、なぜか急ブレーキをかけられたように減速した経験はありますか?
これはソール面に必要以上に張り付いた水分がつくる「表面張力」が原因。
特に水分をたくさん含んだゲレンデでは、雪面と滑走面の間に表面張力が発生し、スノーボードを減速させてしまうのです。

これを解決するチューンナップが、「ストラクチャー加工」。
スノーボードの滑走面に細かい溝を作ることで滑走面についた水分が排出されやすくなり、表面張力によるブロックを起きにくくします。

ストラクチャー加工のチューンナップをおすすめするのは、次のような場合です。

・気温が低く雪が締まっている「トップシーズン」以外(10月~11月・3月以降)
・トップシーズンでも、気温が高めのエリア
・カービングやクルージング重視で、とにかく滑走性を高めたい
「ストラクチャー加工」の溝の大きさは「目視できるかできないか」というレベルの細かいものですが、効果は高く、周りの人が表面張力にブロックされてスケーティングしてしまっている中でも、問題なくライディングできるようになりますよ!

スノーボードチューンナップ ハイクオリティーチューン「ストラクチャー加工+ソールサンディング+エッジ研磨」の詳しいスペックはこちら

「ソールサンディング」でスノーボードの毛羽立ちをチューンナップ

シーズン後にスノーボードの滑走面を確認してみると、特にエッジ付近に白い毛羽立ちが見えるはずです。
これは「ベースバーン」とも呼ばれる現象で、雪面や硬い地面などとの摩擦でソールのプラスチックが焼けてささくれることでできるもの。
「ベースバーン」は滑走に抵抗をつくり、特に「緩い斜面で急に止まってしまう」などの不具合の原因になります。

自分でするメンテナンスとして一般的な「ワックスがけ」も、滑走面が毛羽だった状態ではあまり効果がありません。毛羽立ちにホットワックスが浸透を邪魔され、いくらかけワクシングをしても改善されないことが多いです。

ソールにワックスを染み込ませるためには、まずは積み重なった汚れや雪との摩擦などでできた表面の毛羽立ちをチューンナップで取り除く必要があります。

ちなみに、実は12月後半~3月上旬のトップシーズン、かつ急斜面だけであればチューンナップがされていないボードでもほぼ問題なく走ります。
しかし、それ以外の場合では練習に支障をきたすほど走りが悪くなってしまいますので、できればシーズンが終わるごとにソールサンディングをしておくのがおすすめです。

ソールサンディングでは、このような毛羽立ちを含めて滑走面の凹凸を巨大なサンディングマシンでフラットになるよう加工していきます。
サンディングマシンでは紙ヤスリをベルト状にしたもので滑走面を研磨し、段々とやすりの目の粗さを細かくしていくことでなめらかな仕上がりに。
この工程で、エッジのさび・表面に出来た小さな傷もある程度消すことができます。

スノーボードチューンナップ ノーマルチューン「ソールサンディング+エッジ研磨 ・防錆加工+ワックス」の詳しいスペックはこちら

エッジを90度に整えるスノーボードチューンナップ「 エッジ研磨」

スノーボードのエッジ部分は、使っているうちに雪との摩擦で少しずつすり減っていき、同時に「焼き」と呼ばれるエッジが硬くなってしまう現象も起きます。

レールやジャンプなどさまざまな技を繰り出していくことはスノーボードの楽しみですが、難しい技であるほど細かいボードコントロールが必要になるもの。
しかしエッジがすり減ると、ターンがずれたりブレーキをかけづらくなり、上手くコントロールが出来なくなってしまうのです。

エッジは、基本的に角度が90度でなければ上手く機能しません。
そんなエッジを新品に近い状態に戻すのが、「エッジ研磨」。

チューンナップの工程としては、まず専用のマシンにボードを固定し、水をかけながらエッジ全体を削って加工していきます。砥石にはダイヤモンド砥石が使われることが多く、この段階でエッジのさび・焼きを研磨しておきます。

そして、次に職人が手作業で、さらに細かくエッジ研磨を施していくのです。この工程があることで、とてもなめらかで鋭いエッジに仕上がります。
エッジが滑らかだと、滑走している最中の抵抗を最小にしてくれるため、より思い通りのライディングを実現できるようになるんです。

思い通りのライディングができるということは、自分の100%の力が出せるということ。スキルの上達速度も早めるためにも、エッジ加工でのチューンナップはおすすめです。

スノーボードチューンナップ ノーマルチューン「エッジ研磨+エッジ防錆加工+ソールサンディング+ワックス」

スノーボードのチューンナップは、ただスノーボード板をキレイに保つだけのものではありません。

思わぬミスでケガをする可能性を減らすためのリスク管理であり、スノーボードスキルの上達速度を最速にする必要な投資でもあるのです。

スノーボード自体の、そしてあなた自身のポテンシャルを最大限発揮できるよう、GOLGODAのチューンナップを利用してみてください。

この記事を書いた人

GOLGODA SURF&SNOW代表取締役 廣瀬 貴之

サーフィンやスノーボードを通じて感動と感謝の気持ちを伝えていければとの思いを胸に、”今までにないサービスの創造を追求し、お客様を満足させること、お客様に感動を与えることをモットーに魅力的なサーフショップ、スノーボードショップ創り”を目指して頑張っていきますので、宜しくお願い致します。

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