大切なスノーボードを長く愛用するためには、メンテナンスが欠かせません。
シーズン後〜次のシーズンまでの間に適切なメンテナンスを行わないと、ビスやエッジが錆びたり、板が劣化したりする可能性があります。
そのような状態でスノーボードを使用しても、雪の上をうまく滑れず、ターンも思うようにいかないケースが多いです。
逆を言えば、きちんとメンテナンスを行うことで、次のシーズンも良い状態でスノーボードを使用することができるでしょう。
そこで今回の記事では、オフシーズン中のメンテナンス方法やコツ、道具などについて詳しく解説していきます。
シーズン後のスノーボードのメンテナンス方法とは？
シーズン後のスノーボードのメンテナンスは、セルフで行うことが可能です。
ここでは、自宅でメンテナンスを行う際に必要な道具や、詳しい工程を解説していきます。
セルフメンテナンスに必要な道具
メンテナンスに必要な道具は以下の通りです。
⚫︎ワクシングアイロン：ワックスをかける際に使用
⚫︎ワックス：板を保護する目的で使用
⚫︎タオルorキッチンペーパー：汚れを拭き取る際に使用
⚫︎専用リムーバー：頑固な汚れを落とすアイテム
⚫︎ワクシングペーパー：アイロンの熱から板をガードするアイテム
専用リムーバーとワクシングペーパーは、必ずしも準備しなければいけないアイテムではありませんが、用意しておくと非常に便利です。
セルフメンテナンスの方法
ここでは、自宅でセルフメンテナンスを行う場合の工程を解説します。
1.バインディングを外す
まずは、本格的なメンテナンスを行う前に、バインディングを外しましょう。
シーズン後もそのままバインディングを外さずに放置してしまうと、大切な板が歪んだり、ネジなどの部品が錆びたりする恐れがあるため注意が必要です。
2.板の汚れをきれいに拭き取る
バインディングを外した後は、水で濡らしたタオルやキッチンペーパーなどを使用して、板全体の汚れを拭き取りましょう。
軽い汚れの場合は水洗いのみでも問題ありませんが、専用のリムーバーを使用すれば頑固な汚れもスムーズに落とすことができるのでおすすめです。
板の汚れがきれいに落ちたら、乾いたタオルでしっかりと水分を拭き取って乾燥させましょう。
3.ワックスを塗る
板の汚れが落ちたら、ワックスをかけてソール部分を保護します。
まずは温めたワクシングアイロンにワックスを当てて柔らかくし、ソール全体に塗っていきましょう。
その後、アイロンと板の間にワクシングペーパーを挟み、全体に行き渡るようにワックスを伸ばしていきます。アイロンを操作する際のコツは、ノーズ（前側）からテール（後側）に向かって真っ直ぐに動かすことです。
次のシーズンまでの長期保管が目的なので、ワックスはベースワックスを厚塗りすると良いでしょう。長期保管の場合、ワックスはスクレーパーで剥がす・ブラシをかけるといった工程は、次のシーズンまで行いません。
ワックスをかけ終わったら、アイロンの熱を冷ましてからカバーをかけて保管します。保管場所に関しては、次の項目を参考にしてください。
なお、ワクシングペーパーがお手元にない場合は、キッチンペーパーでも代用可能です。
しかし、大切な板をアイロンの熱から確実にガードするためには、できる限り専用アイテムのワクシングペーパーを使用することをおすすめします。
4.保管場所に気をつける
スノーボードをシーズン後〜次のシーズンまで保管する際には、場所を選ぶことも重要なポイントです。
高温多湿の環境でスノーボードを保管すると、板の変形やダメージに繋がってしまうので十分注意しましょう。
スノーボードの保管に適した環境は、風通しが良くて高温多湿にならない場所です。直射日光が当たる場所や、温度変化が激しい場所は避けたほうが良いでしょう。
プロにチューンナップ＆保管を依頼するのもおすすめ！
前項ではスノーボードのセルフメンテナンス方法を解説しましたが、本格的な仕上がりを求める方はプロにチューンナップを依頼しましょう。
適切な保管場所が自宅にない場合は、オフシーズン中にスノーボードの保管をしてくれる業者もあります。
チューンナップから保管までをプロに依頼すれば、汚れの除去やワックスだけではなく、錆取りや錆の防止、傷の修復などをすることも可能です。
メンテナンスの手間を省けたり、保管場所で悩んだりしなくて済むので、安心して次のシーズンを迎えられるのが大きなメリットだと言えるでしょう。
セルフメンテナンスに自信が持てない方や、保管場所がなくて困っている方は、プロに一貫して依頼することをおすすめします。
まとめ
今回はスノーボードの、シーズン後〜次のシーズンまでのメンテナンス方法を解説しました。
スノーボードは決してお安いアイテムではありません。だからこそ、しっかりとメンテナンスを行い、ベストな状態を長く保てるように意識することが大切です。
GOLGODAでも、スノーボードのメンテナンスアイテムやチューンナップメニューを取り扱っております。
スノーボーダーにとって”相棒”とも言える板を、シーズンオフの間も大切に扱ってあげましょう！
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