ゲレンデやバックカントリーのスノーボードウェア選びは「機能面から」!

COLUMN

2019.10.02

ゲレンデやバックカントリーのスノーボードウェア選びは「機能面から」!

冬の間、スノーボードでのライディングに欠かせないスノーボードウェア。
まるで白銀に輝くキャンバスのようなゲレンデに、どんな色で軌跡を描くか・・・想像するだけでも気分が上がります。

近年のスノーボードウェアの進歩は目ざましく、快適さ、オシャレさを追及したスノーボードウェアが多種多様にリリースされています。
そしてデザインや価格帯、機能などの選択肢が増えたぶん、より良いスノーボードウェアを選ぶ「選び方」が大切になってきています。
人工的に管理されているスキー場ならまだしも、ハイレベルで過酷な環境になるほどスノーボードウェアの「機能性」が重要!
しかし、実際に「どこを見ればウェアの機能性がわかるのか?」ということは意外に知られていません。

そこで、本当に機能的なスノーボードウェアを見分ける方法から、安全で快適なスノーボードウェアの選び方について見ていきましょう!

「防水性」で選ぶ!雪山で体力を奪われないスノーボードウェアの選び方

「防水性」で選ぶ!雪山で体力を奪われないスノーボードウェアの選び方

巻き上げる雪の波を作ってゲレンデを滑り降りる爽快さは、スノーボードの醍醐味です。
しかし、スノーボードで滑ると必ずスノーボードウェアには雪が付きます。

スノーボードウェアに付いた雪が溶けて染み込めば、ただ不快になるだけでなく、水にぬれた衣服は乾いた衣服の25倍の速さで体温を奪っていきます。
スノーボードウェアの性能で一番重要なのは「濡れないこと」、つまり防水性です。

この防水性能のレベルは「耐水圧」でわかります。
耐水圧とは「生地に染み込もうとする水の圧にどれだけ耐えられるか」を表すもので、1平方センチあたりに、どの程度の水圧がかかっても水が染みこまないかを示す数値です。

スノーボードウェアの耐水圧のレベルは、大きく3段階に分けられることが多いです。
・5000~7000mm
・10000mm
・20000mm

10000mmは土砂降りの大雨にも耐えられる性能で、20000mmともなると嵐の中でも耐えられる防水性能です。
特にスノーボードは雪の上に転ぶことがとても多いスポーツですから、整備されたゲレンデでも耐水圧は必須ですから、ジャケット・パンツ共に「耐水圧10,000mm」以上のスノーボードウェアを選びましょう。

特におすすめなスノーボードウェアが、AIRBLASTER製の【Yeti Stretch Jacket】

AIRBLASTER製の【Yeti Stretch Jacket】

耐水圧は15000mmと十分高く、全ての縫い目に「シームテープ」という防水加工が施されている防水性能高の高いスノーボードウェアです。
透湿性も十分で、価格帯が比較的お手頃なのも嬉しいポイントです。

Airblaster Yeti Stretch Jacketはこちら>

より自然に近いバックカントリーで滑る場合はそれでは足りず、最低でも「耐水圧20,000mm」以上が必要です。

バックカントリーでは、同じAIRBLASTER製の【Beast】シリーズがおすすめ。

高い耐久力と防水性が魅力のモデル

過酷な環境にも耐える高スペックなスノーボードウェアで、後でご紹介する「3レイヤー」の生地を採用している、高い耐久力と防水性が魅力のモデルです。
その耐水圧は30000mm。全ての縫い目にシームテープ加工を施したフルシーム、ジッパーはラミネートジッパーと徹底的に防水性能を高めています。
透湿性も高く、運動量の多いアクティブな滑走でも蒸れにくい仕様です。

遭難の危険もあるバックカントリーでは目立つカラーのスノーボードウェアを選ぶことが大切ですが、原色カラーのデザインが選べるので、その点でも安心です。

AIRBLASTER Beast 3L Jacketはこちら>

さらに全体の防水性を高める選び方として「パンツは大きめのサイズを選ぶ」ことも重要です。

スノーボードは腰や膝を大きく曲げて滑るので、スノーボードウェアを選ぶときには足腰を曲げた時に裾から雪が入り込まないくらいの長さがベスト。

パンツでは、最近主流のビブパンツから同じくAIRBLASTER製の「Stretch Krill Bib」をおすすめします。

AIRBLASTER Stretch Krill Bib

AIRBLASTER Stretch Krill Bibはこちら>

内部をドライに保ってパフォーマンスUP!「透湿性」から見るスノーボードウェアの選び方

内部をドライに保ってパフォーマンスUP!「透湿性」から見るスノーボードウェアの選び方

実は、いくら防水性能が高くても、それだけでは快適に滑ることはできません。
防水性と同時に「通気性」や「透湿性」があることが重要です。
通気性と透湿性は似ていますが、すこし違う言葉。

通気性:空気を通す性能
透湿性:液体の水より小さい「水蒸気」だけを通す性能

そのため「透湿性」のある素材は気体は通しますが、水は通しません。
こういった、通気性や透湿性が低いスノーボードウェアでは汗が内部に蓄積してしまい、とにかく蒸れてしまいます。
スノーボードウェアの中で汗をかきすぎると身体が濡れてしまい、外から水が染み込まなくても体温を奪われてしまうので、スキーよりも運動量が多くなりがちなスノーボードでは、特に高い透湿性が求められるのです。

もちろん透湿性が全くないスノーボードウェアはありませんが、この透湿性が高いほどスノーボードウェア内部をドライで快適な状態に保てます。
外からの水を防ぎつつ、スノーボードウェア内部の水蒸気を効率よく外に出すことで、初めて快適なライディングができるようになるのです。

ただし、透湿性は高くなるほどスノーボードウェアの値段も上がるので、数値とお値段のバランスが良いスノーボードウェアを選ぶことが大切です。
透湿性の数値(g=m2/24h)は、24時間あたり1平方メートルで外に放出できる水分の量を指していますので、ひとつの目安は7,000g/m2/24h。
1時間でおよそ291gの発汗量に対応しています。
一般的な1時間当たりの発汗量は軽い運動で500gとされているので、アクティブな滑走をする場合は少し心もとない数値です。

ただし、スノーボードではずっと運動し続けているわけではありませんし、外の気温が低いゲレンデで使用する分にはさほど問題の無い性能と言えるでしょう。
更に過酷なバックカントリーでの滑走や、アクティブなライディングをする場合は10000~20000g/m2/24hのスノーボードウェアを選びましょう。

そんな、特に優れた透湿性を備えているおすすめのスノーボードウェアはL1(エルワン)製の【L1 BOREUM JACKET】と【L1 GEMINI PANT】です。

L1 BOREUM JACKET 19-20

L1 GEMINI PANTS 19-20

20000g/m2/24hという最高クラスの透湿性で、過酷なコースや暖かい春先のライディングにも最適。
耐水圧も20000mmと高く、縫い目にはフルシームテープ加工がほどこされています。

L1 BOREUM JACKET 19-20の予約はこちら>

L1 GEMINI PANTS 19-20の予約はこちら>

生地で機能性がわかる!スノーボードウェアの選び方は「レイヤー」を見よう

生地で機能性がわかる!スノーボードウェアの選び方は「レイヤー」を見よう

スノーボードウェアの機能性が高いかどうかは、使われている生地のレイヤーによっておおよその目安とすることもできます。
「レイヤー」とは「層」という意味で、生地にコーティングすることで階層をつくり、防水性と透湿性、耐久性を高めています。

表にのみコーティングされているレイヤーを「2レイヤー」、表と裏の両面にコーティングしたレイヤーを「3レイヤー」と呼びます。
コーティングが少ない分2レイヤーの方が軽く安価で、3レイヤーの方が値段が上がりますが、破れにくく頑丈で透湿性も高いです。

特に優れた防水性と透湿性を誇るGORE-TEX(ゴアテックス)素材のスノーボードウェアなら、686(シックスエイトシックス)の【GT Jacket】と【GT PANT】を上下で揃えるのがおすすめです。

686メンズGLCR GORE-TEX GTジャケット

686メンズGLCR GORE-TEX GTパンツ

686メンズGLCR GORE-TEX GTジャケットはこちら>

686メンズGLCR GORE-TEX GTパンツはこちら>

機能面からスノーボードウェアの選ぶときに見るべきポイントをご紹介いたしましたが、スノーボードウェア選びひとつとっても、スノーボードは奥が深いですね。
数あるスポーツの中でも特に自然に近い環境でおこなうアクションスポーツのため、天気・湿度など不確定な要素に対策することはとても大切なのです。

自分のスタイル、レベルに合わせてぴったりのスノーボードウェアを選び、最高のパフォーマンスでスノーボードを安全に快適に楽しみましょう!

この記事を書いた人

GOLGODA SURF&SNOW代表取締役 廣瀬 貴之

サーフィンやスノーボードを通じて感動と感謝の気持ちを伝えていければとの思いを胸に、”今までにないサービスの創造を追求し、お客様を満足させること、お客様に感動を与えることをモットーに魅力的なサーフショップ、スノーボードショップ創り”を目指して頑張っていきますので、宜しくお願い致します。

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