スノーボードを始める場合、まずは必ずスタンスを決める必要があります。
スタンスによってバイディング(ブーツを板に固定する器具)の取り付け方が変わるため、事前に決めておくと板の購入時もスムーズです。
しかし、スノーボードを始めたばかりで、スタンスについて詳しく分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、スタンスの種類や幅・角度の正しい決め方を、分かりやすく解説していきます。ぜひ、スタンスを決める際の参考にしてみてくださいね。
スノーボードのスタンスの種類や決め方
スノーボードのスタンスとは、”滑る時の体の向き”のことです。このスタンスには、以下のようにレギュラーとグーフィーの2種類があります。
スタンスの種類
●レギュラー:左足を前にして滑るスタンス
●グーフィー:右足を前にして滑るスタンス
スタンスの決め方ですが、多くの場合は利き足を基準にして選びます。スノーボードは利き足を後ろにすると安定するため、右の場合はレギュラースタンス、左の場合はグーフィースタンスがおすすめです。
自分の利き足は?
利き足とは、器用に動かせるほうの足のことを言います。例えば、サッカーボールを蹴る時の足や、階段を上るときに最初に出る足などが利き足です。
日本人のスノーボーダー達は右利きであることが多いため、レギュラースタンスで滑る方が目立ちます。
ただし、右利きでもグーフィースタンスが滑りやすいという方もいるため、必ずしも利き足でスタンスを決める必要はありません。
正しいスタンス幅と角度の決め方
スノーボードのスタンスが決まったら、次はスタンス幅や角度(アングル)を決めていきましょう。ここからは、正しいスタンス幅・角度の決め方を詳しく解説していきます。
スタンス幅の決め方
スタンス幅とは、スノーボードの上に足を置いた時の幅のことを言います。このスタンス幅の決め方に特別な決まりはありませんが、肩幅〜肩幅よりやや広めの幅が基本です。
しかし、滑りやすいと感じるスタンス幅には個人差があるため、基本よりも広いor狭い幅で設定しているスノーボーダーの方もいます。そのため、自分が最も滑りやすいスタンス幅に設定するのが正解だと言えるでしょう。
実際にスノーボードの上に足を置き、滑っている時のイメージを持ちながらスタンス幅を決めると、より理想的な幅を確認できるのでおすすめです。
また、スタンス幅を広くした場合、狭くした場合のメリット・デメリットもあるので、参考にしてみてくださいね。
スタンス幅を広くした場合のメリット・デメリット
⚫︎メリット:安定感がある、踏み込みやすい
⚫︎デメリット:足や腰に負担がかかりやすい
⚫︎おすすめのスタイル:グランド・トリック、パーク
スタンス幅を狭くした場合のメリット・デメリット
⚫︎メリット:板に力を伝えやすい、ターンやエッジングがやりやすい
⚫︎デメリット:コントロールが難しい
⚫︎おすすめのスタイル:フリーランディング、ジャンプ
角度(アングル)の決め方
バインディングの角度(アングル)は、スノーボードの滑りやすさにも影響するものです。
このバインディングは、ベースプレートにある円形のディスクで角度を調整できるようになっており、スノーボードに足を乗せた時につま先を先端に向けることをプラス、後方に向けることをマイナスと言います。
初心者の方の場合は、前足15〜21度・後足3〜6度くらいの前向きになる角度だと、ターンがやりやすいでしょう。
ただし、スタンス幅と同様に角度にも特別な決まりはありません。適切な角度は体型や性別はもちろんですが、スタイル(滑り方)によっても異なります。そのため、あらゆる角度を試しながら決める方が多いです。
まとめ
スノーボードを始めたばかりの方は、自分にとって最適なスタンスや幅・角度などが分からずに悩むことがあるかもしれません。
今回の記事では、正しいスタンスや幅・角度について詳しく解説しましたが、不安な方は実際にプロのスノーボーダーに相談してみることをおすすめします。
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