今回は、GOLGODAのInstagramリール(@golgoda13_nagoya)で紹介された「芝でのオフトレ」について、スノーボードプロ視点から詳しく解説します。
芝や人工マットは「雪とは違って難しそう」「板が引っかかるんじゃない?」という声もありますが、実は体の使い方やバランスを鍛えるには最高の環境。
オフシーズンに一歩差をつけるためにも、雪との違いと芝での滑走時に気をつけたいポイントを押さえておきましょう!
▼ 芝と雪の滑走感覚はどう違う?
まず大前提として、人工芝は“滑る”というより“流す”感覚に近いのが特徴です。
滑走時のスピード、摩擦、エッジのかかり具合、どれも雪上とはまったく異なる挙動を見せます。
項目 | 雪 | 人工芝 |
---|---|---|
滑走スピード | 高速でなめらか | やや遅く、抵抗が強い |
エッジの感覚 | 簡単にかかる | 引っかかりやすく慎重さが必要 |
転倒時の衝撃 | 柔らかく吸収 | 硬めで衝撃がダイレクト |
ブレーキのかかり方 | 自然に止まる | 滑走距離が短いので調整が必要 |
この違いがあるからこそ、芝でのトレーニングは体重移動やフォームをシビアに意識する絶好の機会になります。
▼ 芝トレのメリットとは?雪では得られない“感覚強化”
1. 重心・バランス感覚が鋭くなる
芝ではエッジが“かかりすぎる”ほど反応がシビア。無駄な動きや荷重のズレがすぐにバランスに影響します。
結果的に、滑走中のフォームやスタンス修正に役立つ体幹トレーニングにもなります。
2. リカバリー能力がアップする
芝はエッジが引っかかりやすいため、転倒しやすい=立て直しを学べる環境でもあります。
実際の雪山でも役立つ「とっさの体勢修正」を覚えやすいのが芝の魅力です。
3. 反復練習がしやすい(特にジブ・ジャンプ)
芝施設はリフト付きで回転率が高いため、同じセクションを短時間で何度もトライできます。
特にジブアイテムは人工物がほとんどなので、雪上と同じアプローチを繰り返す練習に最適です。
▼ 芝を滑る際の注意点【事前に知っておくべき5選】
✅ 1. 板は芝専用 or 古いものを使用
芝や、マットにダメージが入りやすいため、“エッジを丸めた板でなければ使用不可”といった規定が殆どの施設にあるためオフトレ専用の中古ボードや型落ちモデルを使いましょう。
事前に施設ごとのルールを確認し、「基本的なマナー」を持つことも、オフトレライダーとしての重要な心得です。
✅ 2. スピードを過信しない
雪上よりも摩擦が強く失速しやすいため、ジャンプやジブでは“勢い”に頼りすぎない滑りを意識。失速時の着地や進入角度に注意が必要です。
✅ 3. プロテクターは必須
芝は硬めで転倒時の衝撃が強いため、膝・尻・肘パッドは初心者〜中級者問わず装備。ヘルメットは必須です。
✅ 4. 滑走前のワックス・ブラッシングは重要
芝用のハードワックス or 固形ブラシを使用して滑走性を確保。滑らない原因は“準備不足”ということがほとんど。
▼ GOLGODAのオフトレサポートとレッスン情報
GOLGODAでは、オフトレに最適な中古ギア・プロテクターの提案から、施設の選び方までプロが完全サポート!
さらに、GOLGODA所属ライダーによるレッスンやセッションも定期的に開催中!
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「芝でオーリーや180を反復練習したい」
そんな方は、Instagramや店頭で最新レッスン情報をチェックしてみてください。
▼ まとめ:芝を滑ることで“雪では気づけない課題”が見える!
雪山と芝マットでは環境が異なるからこそ、芝の滑りはフォームの粗をあぶり出してくれます。
オフシーズンに芝で滑ることで、雪の上で気持ちよく滑るための準備が自然と整っていくのです。
「雪がないから練習できない」ではなく、「雪がない今だからこそできる練習」がある。
GOLGODAは、あなたのシーズンオフも全力でサポートします!
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