スノーボード板の選び方は、その方のレベルや滑りたいスタイルなどによって異なります。
近年は様々な種類のスノーボードが販売されているため、初心者の方は板の選び方が分からず、迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。WEB上には、そんな初心者の方に向けたコンテンツが豊富ですよね。
しかし、それと比較した時、中級者〜上級者の方に向けた、スノーボード板の選び方に関する情報はやや少ないと感じたことがあるかもしれません。
そこで今回は、初心者・中級者・上級者の全てのレベルに向けた、スノーボード板の選び方を解説していきます。
スノーボードを始めたばかりの方も、歴が長いベテランの方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【初心者の方向け】スノーボードの選び方
まずは、初心者の方に向けたスノーボード板の選び方から解説していきます。スノーボードを始めたばかりの方は、以下のポイントを意識して板を選んでみましょう。
操作しやすいサイズ(長さ)を選ぶ
初心者の方は、体型に合った操作しやすいサイズ感のスノーボード板を選びましょう。
基本的にスノーボードのサイズは、自分の身長からマイナス約10〜20cmの長さが適切です。初心者の方にはターンなどの練習時に操作がしやすい、やや短めの板をおすすめします。
「適切なサイズ感の板を選ぶ自信がない…」という初心者の方は、実店舗でプロのスタッフに相談してみましょう。
軽くて柔らかい板を選ぶ
初心者の方には、扱いが楽な軽くて柔らかい板がおすすめです。
硬めの板はハイスピードでも安定性があり、反発力もあるためキレのあるターンや高いジャンプをするのに適していますが、スノーボード初心者の方は「操作が難しい」と感じることがあるでしょう。
初心者の方はまず基本からマスターする必要があり、いきなりハイスピードで滑ったり高いジャンプをしたりすることはありません。
そのため、初めのうちは思い通りにコントロールしやすい、軽くて柔らかい板を選ぶと練習がはかどります。
安定感のあるシェイプを選ぶ
初心者の方は、安定して滑ることができるシェイプを選びましょう。最もおすすめなのは、安定性のある「ディレクショナルシェイプ」です。
こちらを含め、スノーボード板のシェイプには、大きく分けて以下の3種類があります。今後の参考にもなるため、3種類全ての特徴を把握しておきましょう。
ディレクショナルシェイプ
ディレクショナルシェイプは、ノーズ側(前)とテール側(後)の形状が異なり、バインディングの位置がセンターよりも後ろにセットされていることが特徴です。
前に進むことを目的に作られていて、安定感があり滑りやすいため、初心者の方に最適でしょう。
ツインチップシェイプ
ツインチップシェイプは、ノーズ側(前)とテール側(後)が同じ形状で、バインディングの位置がセンターにセットされています。
重心が板の中央に設定されているため、どちらのスタンスを選んでも同じ感覚で滑ることができるでしょう。
なお、ツインチップシェイプは、グランドトリックやスピントリックなどを練習したい方に向いています。
ディレクショナルツインシェイプ
ディレクショナルツインシェイプは、ノーズ側(前)とテール側(後)がほとんど同じ形状で、バインディングの位置はセンターより後ろにセットされています。
前項で解説した、ディレクショナルとツインチップの性能を掛け合わせた形状で、オールマイティに活用できることが魅力です。
【中・上級者の方向け】スノーボードの選び方
中級者以上になると、既にスノーボードの選び方を、ある程度は把握されている方が多いかもしれません。
しかし、新しくスノーボードを購入する際は、様々な情報を入手してより理想的な板を選びたいと考えることもあるのではないでしょうか。
そこでここからは、中・上級者の方に向けた、スノーボード板の選び方を解説していきます。
初歩的な技術はマスターして次の段階に入った中級者の方や、スノーボード歴が長い上級者の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
滑走スタイルに特化した板を選ぶ
中級者〜上級者のレベルに到達すると、滑れるスタイルのバリエーションが広がってきます。そのため、ご自身が専念したい滑走スタイルに合わせて板を選ぶのがおすすめです。
ここでは、中級者〜上級者の方に人気がある3つのスタイル別で、おすすめの板の特徴を解説します。
グラウンド・トリック
グラトリの技術を磨きたい方は、身長からマイナス約20〜23cmの短めの板がおすすめです。通常は身長からマイナス約10〜20cmの板を選ぶのが一般的ですが、板を回転させることが多いグラトリでは短めのものが操作しやすいでしょう。
板の硬さは柔らかめがおすすめですが、中級者〜上級者の方の場合は、硬めの板でも上手に扱うことができるため、自分の好みで選んでも問題ありません。
パーク
パークスタイルを楽しみたい中級者〜上級者の方は、適正サイズよりも約3〜5cm短い板を選ぶのがおすすめです。硬さは、以下のように滑りたいアイテムに合わせて選びましょう。
⚫︎パイプ系:かなり硬めの板
⚫︎キッカー系:適度に硬い板
⚫︎ジブ系:柔らかめの板
パウダーラン
パウダーランにおすすめなのは、パウダースノーを滑ることを前提に作られたパウダーボードや、オールマイティに使えるオールラウンドボードです。
特にパウダーボードは深雪の中で浮力が得られるように、長さ・ウエスト・セットバックなどが設計されています。
通常の板よりもややお値段が高い傾向にありますが、中級者〜上級者の方は、パウダーボードをセカンドボードとして購入される方も多いです。
好きなデザイン・ブランドで選ぶ
中級者〜上級者の方が板を選ぶ際は、好みのデザインやブランドから入るのもありでしょう。
初心者の頃はデザインから入ると失敗してしまう可能性もありますが、経験を積んだ中級者以上の方は、スノーボードの選び方を熟知していることが多いと思います。
そのため、まずは気分が上がるグラフィックや好きなブランドを選び、その中からご自身の体型や滑走スタイルに適した板を探してみるのもおすすめです。
機能性はもちろん大切ですが、デザインが好みの板を使用することで、ますますモチベーションが上がります。
まとめ
今回の記事で解説した通り、スノーボード板の選び方はレベルやスタイルによって異なります。
スノーボード初心者の方も、中級者・上級者の方も、ご自身に合った板を厳選して、今まで以上にスノボライフを充実させていきましょう!
GOLGODAでも、初心者・中級者・上級者全ての方に最適なアイテムを多数扱っております。プロのスノーボーダーが、お客様のレベルや滑走スタイルに合わせてご提案をさせていただくので安心です。
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